東医体@長野 初日 アーニー

いよいよこの季節がやってまいりました。東医体の結果のご報告は、前主将川瀬創ことアーニーよりさせていただきます。
結果のご報告の前に、書かなくてはいけないことがあります。前置きが少し長くなりますが、目を通していただければ幸いです。

今回の東医体は、開催そのものが危ぶまれた大会でありました。3月11日の震災の影響です。
主幹校は筑波大学であり、茨城県のプールで開催する予定でありました。
想像に難くはないとは思いますが、予定されていたプールは被災し、とても東医体までには復旧できない状態となりました。
その後、主幹校の並々ならぬ努力、並びに長野県水泳連盟の惜しみないご協力により、長野県の長野運動公園総合運動場のプール(通称アクアウィング)で開催されることになりました。
しかし、その後別の問題が生じました。それは東医体の「意義」です。どういうことかというと、
「このような時期に、社会全体を勇気づけるわけでもない大会を、医学生が行うべきなのだろうか。ましてや節電の問題もある。行うにしても通常通りではなく、縮小するなどの配慮が必要なのではないか。」
大雑把ではありますが、以上のようなことが問題となりました。これは水泳競技というより、東医体評議委員会全体で議題となったことです。
様々な議論を重ね、節電や、できる範囲での縮小を行いながらの開催が決まりました。個人的な意見となってしまいますが、東北大学福島県立医科大学といった、被災地の大学の方々が強く開催を望んでいたことが印象的でした。深く東医体の意義を考えさせられた大会でありましたが、やはり開催する必要のある大会であったと感じております。「こんな時だからこそ」と言いますけれども、今回の東医体の出場者の中にも、震災でなんらかの被害を受けた人たちは多大にいるかと思います。こと水泳競技の参加者に限れば訃報は耳にいたしませんでしたが、生活に支障がでている者は多いにいることでしょう。恐らくは、家族・親戚を亡くされた方々もいたのでしょう。しかし、競技中に限れば、そんなことは微塵も感じさせない大会でありました。医学生というのは、社会的な立場上、このような時期の大会開催にあたっては、上述のような「意義」の問題がでてきます。しかし、私たちも人間であることには変わりません。「こんな時だから」、本当に善い大会であったと思いました。
今年も私たちが東医体を開催できた幸せをかみしめながら、先の震災で亡くなられた方々のご冥福を心よりお祈りしたいと思います。

長くなってしまいましたが、結果のご報告をしたいと思います!!
まずプールなんですが、スタート台が最新式(世界的な大会などでは既におなじみの、後ろに足をかける板がついてるものです)なのに驚かされました。しかし、みんながベストをだしまくっていたのは、練習の成果ですよねb
入賞者のほうですが、初日は
200m自由形 8位 3年 山岡卓司 2分11秒91

200m自由形 7位 6年 高橋一哉 2分11秒47

200m 平泳ぎ 6位 6年 尾関拓磨 2分34秒78

50m 自由形 5位 3年 吉田圭志 25秒62
おめでとうございます!!